オメガ シーマスター1000 コレクターズガイド
THE GRANDを求めて
※THE GRAND はシーマスター1000の166.093モデルのニックネーム
シーマスター1000は、オメガが製造した時計の中で最も高い防水性を誇っています。
使用限度を大幅に超える深さでテストを行っても、その防水性は決して損なわれることはありませんでした。
ムーブメントには2種類あり、1972年に1002を発表した後、1976年からはキャリバー1012を搭載してプロ用および小売用として販売されました。
裏蓋と側面のカーブした形状によって、大型の時計にしては驚くほどハンサムで快適な着け心地を実現しました。
さらに、片側につき4ヶ所のラグ穴を設けており、異なるブレスレットの装着位置にも対応できる珍しい仕様となっています。
オメガ シーマスター1000 型番 166.093 - s/n 38.918.XXX
- 1977年10月26日フィンランドに納品 - キャリバー1012 使い込まれた美しい色あせが見られる
シーマスター1000の誕生は、モナコ公国のレーニエ3世がオメガに対し、モナコ海洋研究所・博物館の支援者への記念品として製造を依頼したのが始まりです。
レーニエ3世は、オメガの代表的な166.075シーマスター600とは異なる時計を50本製造するよう依頼したそうです。
その依頼を受けて選ばれたのが、「166.093 シーマスター1000」です。
1957年から1988年までその博物館の館長を務めたジャック・クストーは、レーニエ3世より直々に送られたその初代モデルを、後に彼のお気に入りのダイビングウォッチであると公言しました。
シーマスター1000を着けているジャック・クストー
オメガはさらに100台を一般販売用として製造しました。
シーマスター1000は紛れもなく希少な時計であり、未使用品であったり、きちんと付属品が揃っているものであれば、オークションで25,000ドル(300万円程度)以上で落札される代物です。
シーマスター1000は、他社製品とは異なり、ヘリウムエスケープバルブを必要としない優れた設計となっています。
試作品
COMEX社との共同開発の初期に、飽和潜水(深海の水圧に体をさらしつつ、超大深度への潜水を実現するための技術)の技術革新により、既存のシーマスター300よりも更に防水性の高いダイバーズウォッチの製造が必要とされました。
そこでオメガの技術者たちは、モノコック(車体などの外板に応力を受け持たせる構造、一体構造)搭載ケースと新開発のキャリバー1000シリーズを融合させ、シーマスター1000を誕生させました。
オメガは、ダイバーズウォッチと飽和潜水に関する初期の研究開発の最前線に立ち、1971年までCOMEX社へのダイバーズウォッチの独占販売権を有していました。
シーマスター1000はシンプルな回転式ベゼルを備えており、ヘリウムエスケープバルブを必要としないほどの防水性と気密性を持ち合わせた時計でした。
COSMIC 2000シリーズに代表される有名なケースを採用することで、これまでのロレックス独自のスタイルとリンクさせています。
さらにこの時計には、見やすいプロンジュール(フランス語で潜水者)針をセットした薄型の自動巻きムーブメント1002-1012と、革新的な一方向回転式タイムラプスベゼルが採用されました。
シーマスター1000は厚さ0.5cmの風防を搭載し、「トップ・トゥ・ボトム」テスト(オメガが行う、気圧計を使用し時計を「エベレストの頂上と海の底」に持っていくのと同等の圧力サイクルにかけるテスト)を何度も繰り返しました。
第三者機関による評価では、この時計は潜水艦よりも水密性が高く、ヘリウムの浸入の問題もないことが証明されました。
シーマスター1000は、シーマスター600と共に国際水中工事業者の潜水艦「ビーバーマークIV」に取り付けられ、水深1000m以上での風防(時計の文字盤を覆う透明カバー)への影響を測定するテストが行われました。
またインターサブ社のリチャード・ウィンチェスターによって、更なるテストが実施されました。
彼が水深1000mまでテストした時計101(リチャードウィンチェスターがテストした、シーマスター1000の試作品に付いた番号だと思われます)は、左の写真と下のクローズアップ写真で見ることができます。
この時計は、あくまでシーマスター600の前身です。
ベゼルの数字は、米海軍の減圧表から引用したものです。
時計の作動を示すセンターセコンド針と、視認性に優れた大型の分針にご注目ください。
この非常に完成度の高い時計は、ダイバーからもCOMEX 社からも大好評でした。
最初に登録されたデザイン。製造後ではありますが、小売販売前のものです。
1974年の試作品シリーズ3-1xx
ムーブメント番号33110xxxは、右巻き、タイプ1ベゼル、シーマスター600タイプ3ダイヤルを使用したモデルです。
1975年 試作シリーズ 5-0xx、5-1xx、5-2xx
5-096,1012,166,093,1975年8月
第5試作品は、新しいデザインとなる、バイエラー社製の文字盤が導入されました。
オメガの歴史における、新しい立ち位置や新たな可能性が表れています。
5-101 正面
1975年、ディック・ウインチェスター艦長が操縦する潜水艦の外側、海底1000mの地点で、オメガに代わってインターサブ社がテストした伝説の試作品です。
5-142試作品
5-142裏側
この時計は、生産前の試作用文字盤に槍状の秒針を使用し、クロノメーター規格(ムーブメントの精度企画)に認定された特別な1011ムーブメントを搭載しています。
氷点下や氷点下の環境が時計の計時精度に与える影響を調べるために、温度と時間の変化の様子を計測する目的で使用されました。
5-142
5-183 正面
シーラボ1、2、3で深海の圧力が人体に及ぼす影響を研究していたNASAのフライトサージャン(航空宇宙医学の知識を持つ専門医)、エドワード・ベックマン博士が使用していた試作時計です。
残念ながら文字盤は変更されています。
5-216 右側にリューズ(ゼンマイ巻き上げや時刻合わせに用いられる外部パーツ)
5-216 裏側
正確な文字盤、正確なベゼル、整備された針、1975年前後に製造された右リューズ付き時計です。
2と4の偶数番号が与えられた試作品はシーマスター600に、奇数番号のものはシーマスター1000に割り当てられました。
試作品の数は最大でも100本程度であったと思われます。
1982年以降、THE GRANDは販売されなくなりましたが、オメガは電子版の開発を行いました。
1982年 電子試作シリーズ
キャリバー1250のモサバをベースにしたF300
1972製キャリバー1260の可能性が高いモデル
ブローバ社のライセンスを受けた音叉(おんさ)技術を採用しています。
技術的にはオメガの他のF300と同じですが、より重みのあるケース、新しいプロンジュール針、THE GRANDの回転式タイムラプス(経過時間表示)ベゼルが採用されています。
理由ははっきりとはわかっていませんが、水が冷たいため電池の消費が激しく、また定期的な電池交換が必要なため、プロのダイバーには不評だったようです。
新型ムーブメント「メガクォーツ1510」を搭載した先進的なモデルでしたが、メガクォーツは温度補正ができないため、冷たい水の環境では大幅に時間がロスしてしまいます。
また、電池の寿命も問題でした。
シーマスター1000 T1 試作品 チタニウム(1982年)は、 キャリバー1110をベースにしたモデルで、おそらく後期型の1111である可能性があります。
フランス海軍のために試作されましたが、費用の問題で却下されたと言われています。
ベゼル
ベゼルはアクリル樹脂製で、破損や割れが多く、また、マーカーに使用されているトリチウム塗料は吸湿性があるため、一度水が浸入すると大きなダメージを受けることが多くありました。
ベゼルのバリエーションは3種類ありました。
B1、B2ベゼルの夜光塗料はキャラメル色にコーティングされています。10分ポイントの下のマーカーは五角形になっています。
B3ベゼルの夜光塗料はコーティングせず、全体的に同じ色のままです。10分ポイントの下にあるマーカーは三角形です。
B1 ベゼル
これは試作品にのみ見られるタイプです。
・”10”の”1”は上に角がある書き方
・"30"の"3"は上部分が丸い書き方
・10分ごとの目盛が無い
・0の位置の三角形が色付けされている
B2 ベゼル
シーマスター600 B1ベゼルと同じインサートが施されています。
・”10”の”1”は上に角がないまっすぐな書き方
・0の位置の三角形は薄いラインで描かれている
・”20”の"2"は下部分が芸術的な書き方
・"30"の"3"は上部分が平たい書き方
・10分ごとの目盛は五角形マーク
B3 ベゼル
現代のベゼルのインサートは、シーマスター600 B5 -に似ています。
・”10”の”1”は上に角がある書き方
・”20”の"2"は下部分が簡易的な書き方
・"30"の"3"は上部分が丸い書き方
・"40"の"4"は上部分が平たい書き方
・0の位置の三角形がより小さく、薄いラインで描かれている
・10分ごとの目盛は三角形マーク
濡れた状態でも使えるように、グリップエッジに磨きをかけていません。
ベゼルはポリッシュ仕上げで光沢があります。
シーマスター600と並べて比較したエッジの様子。
ブレスレット
シーマスター1000は、1970年代に新しく作られたミラネーゼ(メッシュのような加工)ブレスレットを標準装備した最初の時計であり、2種類の拡張機能を持つ2つのバリエーションがあります。
ブレスレットは、滑るようなクラスプ(留め金)を備えた「オメガ・シャーク」ブレスレット・プチマイリーゼ(フランス語でメッシュの意味)と言われています。
このブレスレットは後に第3世代、第4世代のシーマスター600に搭載されましたが、シーマスター1000には当初から標準装備されていました。
標準的なストラップバックルの写真には、隣に内部に長さ調節機能がない、初期の試作品のオメガバックルが写っています。
このバックルは、写真のようなゴム製エクステンション(伸長用部品)や金属製エクステンションを使用するプロのダイバーにのみ供給されました。
試作品と並ぶ標準的なストラップ
試作品と並ぶ標準的なストラップ
初期のオリジナルの金属製エクステンダーに、ゴム製の取り外せるストラップが付属しています(サイモン・バーンズ氏提供)
既存のメッシュブレスレットに取り付けて、合成ゴム製ウェットスーツの上から周囲を延長することのできるゴム製取り外し式エクステンション
1247/224
試作品のストラップによく見られる製造番号
サービスブレスレット(交換用のブレスレット)
オリジナルのブレスレットは1247-237で、「37」と丸で囲まれた方です。
これは非常に余裕のある長さで、金属製のインサート(差し込み部品)はほとんど必要なく、低光沢仕上げで、SP社製です。
サービスブレスレットは1247-237の 「59」と丸で囲まれた方で、こちらはかなり短く、高光沢のクロームメッキのような仕上げが施されています。
また、サービスブレスレットの製造元はIAIとJJFの2種類があります。
リューズ
リューズはキャリバー1012で保護されています
リューズはキャリバー1002によって完全には保護されていません
ケース
すべてのケースは、右側のリューズが内部の刻印と並ぶように配置し作られています。
小売市場向けに組み立てられ、試作品としてのテストが行われた際、ムーブメントはケースを逆さまにして取り付けられ、リューズを左側に配置することで時計をより快適に使えるようにしました。
コレクターの中ではこのリューズの配置について混乱されている方も多いようですので、ここで説明させて頂きましょう。
現代に複製品として作られたケースも右側リューズで構成されていますが、まずは左側にリューズを配置してから組み立てているのです。
第5世代試作品
右手用リューズ
1969年に発売されたフライトマスターにも搭載された、このシーマスターCOSMICシリーズの一体型ケースは、将来的に完成となるシーマスター1000のケースに明らかに影響を与えたといえます。
初期のモデルは溝と滑り止めが付いているフラットバック(平らな裏蓋)で、当時販売されていた日付表示付きのキャリバー1002をベースにしています。
左側面のリューズのカーブとケースバックの緩やかなカーブにより、非常に快適な装着感が実現した、究極の販売モデルとして改良されたのです。
初期の試作品
平らな裏蓋
時計のケースには、主にオリジナルケースと複製品の2つがあります。
これはケースの仕上げやラグの形状で見分けることができます。
オリジナルケースの製造元はEPSAとして知られるErvin Piquerez SA社で、ダイビングベル(潜水鐘)のマークが特徴です。
複製品ではこのダイビングベルが明らかに不釣り合いであり、またフォントにも違いがみられます。
その他にも、オリジナルと複製品は、印刷のスタイルや 種類、特に"A"の字のフォントで識別することができるようです。
放射層状に仕上げたオリジナル
サンバースト仕上げ(別名:サンレイ仕上げ。太陽光が放たれているかのような放射線状紋様)の複製品
上部分が平らな"A"のオリジナル
上部分が尖った"A"の複製品
オリジナルのラグ側面
複製品のラグ側面ー光沢のあるサービスベゼルに注目下さい
オリジナル
(左訳)段になっているラグ
(右訳)角が緩やかに尖ったブレスレットインサート
複製品
(左訳)段になっていないラグ
(右訳)角が丸いブレスレットインサート
プロのダイバーが使用していた際、ケースに深刻なダメージが生じたことがありました。
その結果、オメガは一連のサービスケース(交換用のケース)を製造せざるを得なくなり、その一部は外部の下請け会社の手に渡ることとなってしまいました(複製品参照)。
右側リューズの組み立て例
キャリバー1012は1002のケースに収まらず、1012のローター(ムーブメントに使われる扇型の部品、ゼンマイを巻き上げるための動力を発生する)が狭いスペースに接触してしまいます。
このことから、他のケースが存在する可能性があることが最近になって明らかになりました。
ダイアル(文字盤)
試作品や 製造前の段階で、ダイアルの製作に選ばれたのはバイエラー社です。
バイエラー社はシーマスター600の文字盤を請け負っていたメーカーで、ロレックスなど他メーカーのダイバーズウォッチの文字盤を、手がけていたことでも知られています。
初期段階ではシーマスター600のダイアルが選ばれ、生産前や生産後でもシーマスター600の品番1427が付けられました。
キャリバーが1012に変更されると、時計の評価が見直され、それまでの600に代わって新たに1000mという深度が文字盤に記され、シーマスター1000という名称となりました。
ダイアルは3種類あり、様々な色合いのブルーで色付けられています。
しかし、ピニオンホール(歯車の軸に固定された小さな歯車)周辺やダイアルの表面に気泡を発生させる「結晶化」の現象が頻繁に起きていました。
また、ケース内に湿った空気がこもると、トリチウム夜光塗料のダイアルのマーカーがカビによって黒くなったり、シミができたりすることがありました。
ダイアル1
楕円形の「0」、トリチウム夜光塗料のマーク、ミニッツトラック(分目盛)の内側に「Swiss-made」の文字
ダイアル2
楕円形でない「0」、ルミノーバ夜光塗料によるマーク、ミニッツトラックの内側に「Swiss-made」の文字
ダイアル3
サービスダイアル(リペア用交換文字盤)、ルミノーバ夜光塗料のマーク、長く繋がった目盛り、ミニッツトラックの外側に「Swiss-made」の表示、日付窓にルミノーバ塗料なし
1247B
バイエラー社製造前のダイアル1の裏蓋
黄色いボックスで囲っている、シーマスター600の部品番号にもご注目ください。
生産化されたダイアル1の裏側
サービスダイアル(交換用ダイアル)の裏側
現在のサービスダイアルの裏側
気泡のあるダイアル
時計は密閉されているため、内部の湿った空気が閉じ込められ、真鍮製のダイアル台と使用されている有機塗料の間が腐ってしまうことがあります。
このため、文字盤に気泡が発生し、それが原因で多くの時計が故障しました。
ハンド(針)
針はシーマスター600と同じプロンジュールタイプです。
時針には4種類のバリエーションがあります。
幅広の蛍光塗料付き時針
長めに作られた夜光塗料付き時針
通常の夜光塗料付き時針
尖っていない形状の時針
ムーブメント
この時計はもともとキャリバー1002を搭載していました。
その後、5作目の試作品に使用するためにより高性能なキャリバー1012に変更され、そのまま小売販売されることになりました。
1000ムーブメントは、1968年初頭から1971年までの少数の試作品で確認されてます
1012
1973ー74年頃の1012試作ムーブメント
1012
75本の試作品と市販された時計にも採用されたムーブメントです
ケース内寸が異なるため、1002のムーブメントを1012にアップグレードすることができず、ムーブメント全体を交換することがよくありました。
初期のケースは、そのキャリバーと寸法によって年代を特定することができます。
一般的に、1976年から1977年後半にかけて小売販売されたキャリバー1012の時計のシリアル番号は、3800万番台またはその近辺の番号であったと考えられています。
カタログ
消えた時計の謎
現在、生産前のキャリバー1002搭載の時計がどうなったか、著者が調査中です。
ベネズエラの時計コレクターであるアレハンドロ、ジュアン、パブロらの協力を得て、著者はベネズエラで70年代初頭に販売されたと言われる10本の時計の保管場所を発見しました。
そして、その全てがD1/D2シーマスター600のダイアルを搭載していることを突き止めたのです。
当時のベネズエラは世界第8位の経済大国であり、オメガとロレックスの双方にとって非常に重要な市場でした。
正規代理店のサルバドール・キュペロは、この少量生産のキャリバー1002搭載モデルをVIPや地元の著名なコレクターに向けて販売しました。
これは、オメガが製造した「レイニーア」という一般向けの時計の一部であると推測されています。
おそらく150本以下しか製造されず、そのうち50本はレーニエ皇太子に贈られたと言われています。現在、ベネズエラの時計関係者の協力を得て、これらの時計とヨーロッパに配送された関連する時計を調べるために、著者は様々な調査を行っています。
ベネズエラに残る時計のほとんどが、ダイアルを交換した形跡があります。
このサイトはまだ未完成であり、今後も新たな発見があれば更新していく予定です。
複製品
時計メーカーは、このシーマスター1000に類似した複製品を素早く作り上げることができました。
これら複製品は、このガイドを参考に簡単に見分けることができます。
ほとんどの場合、複製品は安価な1002ムーブメントや、サービスダイアル、ベゼル、針を搭載しています。
そしてあまりにも見栄えの良い時計は、おそらく複製品でしょう。
価格と価値
シーマスター1000は非常に数が少ないため、正確な価格をつけるのは困難です。
修理用部品で作られた「複製品」であっても、通常5,000ポンド(約81万円)近くで売られています。
オリジナルの状態を保ったこの時計は、8,000ポンド(約129万円)から10,000ポンド(約161万円)の間で売買されるでしょう。
最近のシーマスター600の売れ行きから推測すると、シーマスター1000の試作品や興味深い歴史を併せ持つこのシリーズは、オークションで最高価格30,000ポンド以上(約4845万円)になると思われます。
1976年から2年間は市場に出回り、1982年に最後の1本が納品されましたが、たいていはプロのダイバーしか購入しなかったため、生産量の正確な推定はできません。
生産数は500本以下と推定される上に、この時計は消耗が激しいため、現存するのは300本以下と思われます。
1972年の1002バージョンはさらに希少です。
このガイドが作成されてからは、シーマスター1000の価格は急速に上昇し始め、その驚くべき起源が知れ渡るようになりました。
もし、お持ちの時計の価値が不明な場合は、著者までご連絡ください。