ヴィンテージ ジャガールクルト手巻き腕時計メンズをレディースにアレンジ
ヴィンテージ ジャガールクルト手巻き腕時計の魅力
・ヴィンテージ・ジャガールクルト
■仕様
ケース:35mm(リューズ含まず)
14Kゴールドメッキ
裏側 :ステンレススチール
風防 :アクリル
ラグ幅:18mm
ムーブメント:手巻き(機械式)Cal.480cw
年代 :1948年~
ヴィンテージ時計愛好家の間では知らない人がいないといわれるほど、
昔から支持されている「ジャガー・ルクルト」
ルクルトのメンズヴィンテージ腕時計は当時、
欧米人に合わせケースが大きいデザインが流行る最中、その流行に左右されず、
タイトで品格漂う腕時計を製造し続けました。
そのおかげで現在、このルクルトのヴィンテージ腕時計は女性が使用しても様になる腕時計、
むしろ男女兼用の腕時計といった方がいいぐらいの品となっています。
今回はそんなヴィンテージ時計愛好家からの絶大な支持がある、
「ヴィンテージ・ジャガールクルト」について女性目線でお伝えしていきたいと思います。
魅了されたルクルト腕時計
ここで、あえてルクルトと紹介させていただきましたが、ジャガールクルトはヴィンテージのジャガールクルトに、
文字盤のブランド表記に違いがあり、私が手に入れたジャガー・ルクルトは
上記画像のような「LeCoultre 」と表記されているヴィンテージ手巻き腕時計だったので、
そうさせていただきました。
・こちらがそのヴィンテージ手巻き腕時計「LeCoultre 」とブランド名だけです。
■仕様
ケース :32.2mm(リューズ含まず)14Kゴールドメッキ
ケース裏:ステンレススチール
風防 :アクリル
ラグ幅 :18mm
バンド :本革・黒 純正ではない
ムーブメント:手巻き(機械式)Cal.480cw
年代 :1948年~
ちなみに・・・。
・こちらは「JAEGER LECOULTRE」とエンブレムがあります。
■仕様
モデル:マスターマリーナ
ケース:35mm(リューズ含まず)18K
裏表紙:ステンレススチール
風防 :サファイア
ラグ幅:18mm
バンド:本革(オリジナル)
ムーブメント:自動巻き機械式 CAL K880
年代 :1957年代~
※この「マスターマリーナ」は文字盤に「LeCoultre 」だけ表記されているものもあります。
この疑問は、あとで紹介するとして上記で掲載した機械式腕時計、どれもメンズなんです。
でも、女性がつけても全く違和感が生じません。
私が、このヴィンテージルクルトを手に入れる事にした一つのきっかけは、
テレビで女性有名人が大きいケース腕時計をしている姿を見かけたことです。
周りには数人の女性芸能人が素敵な宝飾腕時計をつけていましたが、
最初に目に留まったのが、大きいケースの革ベルト腕時計でした。
とにかく、自然と目に入ってくるんです。
一目で自分も手に入れたくなりましたね。
大きいケースの革ベルトで紳士っぽい腕時計なのですが、その渋さがその女性がつけることで、
「お洒落でカッコいい」時計に生まれ変わってるんです。
スタイリストさんがすごいのか、それを着こなす女性がすごいのか・・・。
どちらにしても「センスがいい」のは間違いありませんが。
そんなことを理由に、ケースが大きめながらも流行に左右されない、
腕時計をということでたどり着いたのが「ルクルト」のヴィンテージメンズ手巻き時計です。
長い時を刻んできたこの時計は、耳元に当てると手巻き独特のチッチッチッという小刻みな
音が聞こえます。
この音がまたいいんですよね。
手巻き式腕時計は1日巻かないと止まってしまいますが、ゼンマイを巻けばまた
そこから時を刻むんです。
大切に扱えば何十年も先まで使えます。
ジャガールクルトのムーブメントとキャリバー
大きいケースの腕時計といっても、数百円で買えるクォーツや安い腕時計は
かなりの逆効果ですからね。
私なりに「見た目も大事だが中身も大事」というこだわりがあります。
先ほど触れましたが、まず文字盤のブランド表記についてお話をしていきましょう。
簡単に説明してしまうと、両方ともムーブメントはルクルトが製造していますが、
ヨーロッパで流通された時計が「ジャガールクルト(JAEGER LECOULTRE)」
アメリカ市場向けに製造されたのが「ルクルト(LECOULTRE)」となっています。
なぜこのような違いがあるかといいますと、
「ジャガー」と「ルクルト」は元々は別々の会社なんです。
1903年にエドモンド・ジャガーが独自に開発した超薄型キャリバーで、
時計の製造との制作協力を老舗時計会社であった「ルクルト」に依頼しました。
当時、LeCoultre & Cie の製造責任者だったジャック・ダヴィド・ルクルトは、
そのオーダーに応え、超薄型懐中時計のコレクションを製作したのです。
これが、ジャガーとルクルトの共同(協力)制作・開発の始まりです。
ジャガーはカルティエとすべてのジャガーのムーブメントをカルティエ専用とする契約をし、
そのムーブメントはルクルトで製造されるなど、
ジャガーとルクルトのマニファクチャー(一貫製造)的協力関係を数十年続け、
1937年に会社名が正式にジャガー・ルクルトに変更されたのです。
ただ、1932年から1985年頃までのアメリカ市場向けに製造されたのが手巻き腕時計に関しては、
文字盤が「ルクルト(LECOULTRE)」まま流通販売されており、
その後「ジャガールクルト(JAEGER LECOULTRE)」に統一されるようになりました。
まだ意外と、最近まで販売されていたんですね。
これが、文字盤のブランド名の違いです。
正直、中身は同じなんですね。
・ジャガールクルト cal.480cw ムーブメント
その肝心な中身のムーブメントの性能ですが、ジャガールクルトは創業以来、
1242種類以上のキャリバーを製造し、
約400件の特許を取得して数百の発明をしています。
私の手に入れたジャガールクルトは、アメリカ市場用に流通販売された品で、
Cal.480ということから、1948年に開発された品です。
時計自体はそこから自動巻き上げ式が開発されるまでの間なので1958年より前に
作られた製品ということになります。
ヴィンテージエルメスのムーブメントに搭載されたり、
カルティエのムーブメントに独占搭載されたりと、
現在も最高級ブランドとして名高い名ブランドこの2社の名を聞くだけで、
その実力は揺るぎません。
・カルティエ・パシャ
しかし、現在、カルティエが「高級ジュエリー・高級時計」ブランドといわれるのは、
元々宝石商カルティエがジャガーに手巻き腕時計のムーブメントを制作依頼し、
それをルクルトが製造し独占して搭載したことが理由の一つに挙げられるかもしれません。
このことで、カルティエもジャガー、ルクルトも3社互いに人気を博したのは確かです。
また、エルメスのヴィンテージ手巻き腕時計のムーブメントはジャガーとルクルトが共同開発するより
以前からルクルトで製造されたムーブメントを搭載しています。
なんとなく、ヴィンテージ手巻き腕時計愛好家たちの間で、ジャガールクルトが支持されるのが
納得です。
高級ブランドである、エルメスやカルティエが見た目であるなら、
ヴィンテージ・ジャガールクルトはその中身です。
よく言われる、見た目より中身よって言葉が自ずと浮かびませんか。
お気に入りの手巻き腕時計ベルトに交換
せっかく手に入れたヴィンテージ手巻きの腕時計ですから、
手巻き腕時計の革ベルトも数本手に入れたいのが女心です。
男性やコレクターと同じように機能や歴史的価値は大切ですが、
女性にとってはファッション的要素もとても重要なんです。
まず、ジャガールクルトの手巻き腕時計ベルトは、インターネットでもモデル名を
入れると純正のベルトを購入することができます。
ただ、難点なのはベルトのカラーの少なさ。
渋いだけあって、ベルトのカラーバリエーションが少ないです。
そこで、私が考えたのが、高級革ベルトブランドでの購入。
最高級ブランドが販売する腕時計のベルトを制作しているブランドといえば、
カミュールフォルネかJCペランですね。
両ブランドはフランスにありますが、日本でも数店舗あります。
今回私がオーダーを検討しているのがJCペラン。
このブランドのすごいところは、やはり豊富な素材。
ざっと18種類あります。
素材により、カラーバリエーションが異なりますがかなり豊富です。
そして、厚み、縫い方、糸の種類、ベルトの裏材、エンドピース、ばね棒にまで
こだわってオーダーができるんです。
秋に向けて、スエードの赤いベルトがいいかなっと思っています。
一番高価なクロコダイル素材で40000円ですので、他の素材は15000円くらいから
あります。
一つ一つハンドメイドでイージーオーダーできますのでお手頃価格で一点ものが
購入できるのが魅力的です。
腕時計の革ベルトは普段使いすると、夏場に大きなダメージを受けますので、
良い品でも1年から3年と言われています。
原因は汗による水分による劣化です。
ですから、ファッション的にも劣化を防ぐためにもベルトチェンジはした方がいいですね。
ベルトチェンジしたら、またこちらで紹介させていただきます。
大人っぽく見える、可愛らしい、など服装で人のイメージが変わるように、
時計もベルト交換一つで全く印象が異なる品に生まれ変わりますよ。
※ベルト選びに悩まれたり、わからないことがありましたら気軽にお問い合わせください。
オーダーベルトは弊社でも承っています。