機械式時計・手巻き時計 高級時計・オメガは入門者から玄人まで楽しめる

「オメガ」はギリシャ語で究極を意味する言葉です。

そして高級時計のブランド名としても知られ、その人気は創業100年以上を過ぎた今でも衰えることを知りません。

時計ブランドというと、有名なところではロレックスなどがありますが、オメガは高級時計の中では、手ごろな値段(並行輸入のものであれば16万円くらいからあります。)から手に入れることが出来るというところで、高級時計初心者の方から、性能の高さとデザインを兼ね備え、様々な公式時計として採用されている背景があるところから玄人の方にまで好まれており、幅広い層から人気を博しています。

また言葉にするのは難しく抽象的になりますが、他のブランドに比べ、さりげない品の高さ、嫌味のないところが人気の秘密でもあります。女性受けがロレックスよりも良いというアンケート結果が出たこともあるほどです。

それでは何故ここまでオメガが人気なのかを、詳しく解説していきます!

・歴史
オメガの歴史は1848年に幕を開けます。当時23歳の時計師、ルイ・ブランがラ・ショー・ド・フォンというところに時計の組立工場を設立しました。最初は懐中時計の製造を行っていました。

1877年、ルイ・ブランの長男、ルイ・ポールは「ルイ・ブラン・アンド・フレール」社を設立し、ここから動きを加速していきます。1879年、ブランドの原点を築いたルイ・ブランが死去し、ポールの弟のセザールが経営陣に加わります。

その1年後の1880年、機械式シリンダー・エスケープメントのキャリバーを開発し、このキャリバーを搭載した懐中時計を発表しました。

これがヨーロッパ市場で人気を博し、その高品質な時計は海を越えてアメリカにおいても成功を収めました。同年ポールとセザールの兄弟は、時計メーカーとして、生産性を高めるため、ラ・ショー・ド・フォンから、現在も本社のあるビエンヌに移転します。そして1889年には従業員600人、年間製造個数10万本というスイス最大の時計メーカーに成長に遂げました。

そして1894年、革新の年になります。オメガ19ライン・キャリバーの開発がされました。分業システムで作られた最初のキャリバーです。

このキャリバーはオメガ以外の時計製造にも多大な影響を与えます。

19ライン・キャリバーは当時の技術として最高のものと評価され、究極を意味する「オメガ」と命名されました。その後1903年には「ソシエテ・アノニム・ルイ・ブラン・アンド・フレール・オメガ・ウォッチ」と社名にもオメガが加えられ、その後1947年に「オメガ・ルイ・ブラン・アンド・フレール」社という名に、1982年についに今日私たちが聞きなれた「オメガ」社となりました。
オメガは数ある時計メーカーの中においても、他の追随を許さない、類まれなる「パイオニア」であり「革命家」です。オメガが生み出す時計はその精度の高さと耐久性の高さから、オリンピックの公式時計、NASAの公式時計として採用されるまでになり、今この間にも品質の高い時計を世に送り出しているのです。
・コーアクシャル脱進機について
オメガを語る上で忘れてはいけないのが「技術の革新」です。先にご紹介した機械式シリンダーエスケープメント・キャリバーの時代から、その時代の1歩も2歩も先を行く、その技術の革新、またそれを実現するために、挑戦し続ける姿勢は今日も変わりません。

1999年、コーアクシャル脱進機をオメガが実用化します。コーアクシャル脱進機は1978年、時計師ジョージ・ダニエルズによって開発されました。ダニエルズはコーアクシャル脱進機の原型をパテック・フィリップやロレックスといった時計メーカーに持ち込みましたが、開発までの難易度の高さ、困難さを理由に、製品化への挑戦をしませんでした。しかしオメガはその困難に挑戦し、乗り越えた唯一のメーカーとなったのです。

コーアクシャル脱進機の構造については、長くなるので、ここでは詳しく説明をしませんが、コーアクシャル脱進機のすごいところを簡単にいうと、機械式時計には5年くらいの周期で必要になるオーバーホール(分解掃除)をする期間を延ばしたことです。コーアクシャル脱進機を搭載した時計は、10年はオーバーホールの必要がないといわれるほどなのです。この技術革新は機械式時計を200年分進化させたと称されるほどです。

・驚異のマスターコーアクシャル 15,000ガウス耐磁のスーパー腕時計!

さらにオメガは2013年、マスターコーアクシャルを開発します。15000ガウス耐磁のスーパー時計が誕生したのです。従来の機械式時計は磁力に弱く、磁石をつけようものなら、即壊れてしまいました。

現代、身の回りに磁気を放つものがあふれる世の中で(携帯電話、パソコン、冷蔵庫など)、機械式時計は磁気帯びで狂いがちです。

しかしオメガは15000ガウス以上もの磁気にさらされても壊れない時計を唯一開発することに成功したのです。どれほどの耐久性かというと、MRIの中に入れても、永久磁石を直につけても針は止まらないほどです。

ロレックスの耐磁時計「ミルガウス」ですら耐えられるのは1000ガウスまでなので、この技術革新がどれほどのものかお分かりいただけると思います。この技術革新は機械式時計をさらに何百年分も進化させたといわれています。
・モデル名

ここからはオメガのモデルを紹介していきます。

コンステレーション…「星座」を意味するモデルです。1952年にそれまで呼称がなくオートマティック・クロノメーターと呼ばれていた高精度時計が「コンステレーション」と命名されました。天文台クロノメーターコンクールにて常に最高の成績を収めており、ケースバックにはジュネーブ天文台と8つの星のレリーフがデザインされています。また、オメガの最高級ラインともいわれています。

シーマスター…ダイバーズウオッチで、世界中のダイバーや海軍、冒険家に愛用されているモデルです。また、007ことジェームズ・ボンドがつけているのもシーマスターです。ジェームズ・ボンドが海軍出身だからでしょう。

スピードマスター…スピードマスターは機械式クロノグラフウォッチの代名詞です。特にスピードマスター4thモデルは1970年のアポロ13号の事故の伝説で有名です。

事故で機器系統類がすべて壊れている状況で、地球に戻るための軌道に乗るために、14秒を正確に計測しなければなかったのですが、重力も全く違う宇宙空間においてスピードマスターはその14秒を計測、無事宇宙飛行士は帰還したのでした。オメガを採用したNASAの判断は間違っていなかったのです。

デ・ビル…「街角」を意味するモデルです。クラシックでありつつカジュアルなデザインなため、どんな服装にもマッチし、人気のラインです。
・007公式20周年目
1995年の「ゴールデンアイ」からオメガは007公式腕時計として採用されました。そして、採用から20年目になる2015年新たに公開される007第24作目となる「スペクター」においてもボンドの腕を飾るのはオメガです。

今までボンドが着用したモデルはもちろん、着用モデルとは別に、映画公開記念限定モデルを発表してきましたが、今年のスペクターにおいては、007映画において初めて「ボンドが実際に着用した腕時計を限定モデル」にして発売します。世界限定7007本。あなたも見逃さないようにしてください!