速報2024年 カルティエの新作腕時計~ WATCHES & WONDERS 2024 ~

動画で【2024年ウォッチズワンダーズ速報】カルティエの新作腕時計モデル徹底解説をご覧になる方はこちらから↓

 

 

さて、ウォッチズワンダー2024でカルティエの新作が公開されましたので、ご紹介して参ります。

 

是非ともチャンネル登録よろしくお願い致します。

 

それでは早速やって参りましょう。

 

サントス ドゥ カルティエ

今回新しく3つのバリエーションが追加されています。

これらは限定モデルではなく、お金を払えば購入できるモデルなので急いで購入する必要はありません。

まず初めに、新しいラインナップとして登場するのがブラウンダイヤル文字盤です。

サントス ドゥ カルティエ ブラウン文字盤モデル

現在ではブルーやグリーン、がスタンダードモデルにありますが、そこからさらに今回のブラウンが加わります。

ブラウンダイヤルは、サテン仕上げグラデーションブラウンであり既にカルティエの公式サイトの方に追加されています。

価格は35mmのMMサイズが税込¥1,069,200、約40mmのLMサイズが税込

1,174,800と既存のブルーとグリーンの文字盤と同じ価格です。

 

2つ目がサンレイグレーの文字盤とYGのモデルです。

サントスドゥ カルティエ サンレイグレーの文字盤とYG

素材はステンレスにベゼルの部分がイエローゴールドで、ブレスタイプではなく革ベルトタイプです。

価格は176万8800円で10気圧防水です。

発表ではLMサイズだけしかされてないので、おそらくMMサイズは出てこないものと思われます。

4月の発売なのですが、今日の時点ではこちらのモデルは公式サイトにはまだ乗っていませんでした。

 

そして、3つ目が凄いのというか、かっこいいのが誕生しました。

サントスドゥカルティエ・デュアルタイム

こちらサントス ドゥ カルティエ デュアルタイムです。

デュアルタイムの表記はこちらのモデルは、6時位置のスモセコの部分で表示されています。

そもそもデュアルタイムってなんなのか?

って話なのですが、こちらは2国間を行き来する人に向けての機能であり、文字盤から現地時刻とデュアルタイムの方からあと1つの国の時間をチェックすることが出来る機能になります。

今回のサントスでは、12時位置のデュアルタイムは12時間表記になっています。

見方ですが、デュアルタイムは写真では6時位置に針があって、長針(分針)の方は10分のところにあるので、例えば香港の時間が10時10分なら日本は今6時10なんだなぁってのが分かるんですね。

通常のサントスもかっこいいのですが、こちらのディアルタイムも凄くかっこいいですね。

私たちメンズが、かっこよさの基準の1つとして統一感があると思われますが、ステンレススチールのグレーに文字盤もグレー、そして無骨なスタイルという腕にはめたくなる要素が詰まった最高のデザインだと言えるでしょう。

気になる価格ですが、139万9200円で発売日は9月です。

 

 

サントス デュモン 

2024年新作 サントスデュモン

次がサントスデュモンです。

サントスデュモンからも新モデルが4つ展開されました。

先ほどのサントス ドゥ カルティエはスポーツウォッチに分類されこちらのデュモンは、ドレスウォッチに分類されます。

サントスは巨大だなぁって感じる方や、煌びやかなドレスウォッチの方が好みの方は、デュモンの方がおすすめです。

 

 新しいモデルには限定モデルが2つ、スタンダートモデルが2つ発表されました。

ではスタンダードモデルから見てみましょう。

2024年新作 サントスデュモン ブルーピーコック

まず1つ目が18Kピンクゴールドのケースに、ブルーのサンレイの文字盤が組み合わされたモデルです。

 

文字盤の色はブルー ピーコックと公式ではアナウンスされています。

 色味が素晴らしいですね。

ピンクゴールドにこのブルーを合わせてくるとこら辺。

やはりカルティエのデザイン性が他社を圧倒してるのが伝わってきます。

ベゼルとケースの部分ご覧頂きたいのですが、現行でもこのスタイルはブラックで存在しているのですが、ベゼルとケースの中にブルーのラッカーが入っていますよね。

ここにラッカーが入ることで、文字盤だけでは表現できない色の主張を鮮明にすることができているのです。

では2つ目も見てみましょう。

2024年新作 サントスデュモン トープグレー

こちらもスタンダードモデルであり、お金を払えば購入できます。

文字盤の色はトープ グレーと公式からはアナウンスされており、ケースは18Kイエローゴールドが採用されています。

これら2つのモデルですが、ぱっと見の印象は現行で販売されているデュモンと変わりませんが、実はインデックスが変わっています。

既にあるモデルは、ローマンインデックスが採用されていますが、新しいものはアラビアとブレゲインデックスの間くらいのなんとも言えない字体です。

ここら辺も、カルティエのおしゃれのセンスを感じられますよね。

どちらも税込236万2800円で9月の発売です。

 

ここからは限定モデルを解説して参ります。

まずは公式からアナウンスされているカラーがオリーブ グリーンである、全体がグリーンのデュモンです。

2024年新作 サントスデュモン オリーブグリーン

こちらのモデルは200本限定です。

と言いますのも、ケース素材にはプラチナが使用されています。

どこでプラチナと判断するかと言いますと、リューズの色です。

一般的にはブルーの天然石が取り付けられていますが、プラチナ素材を使ったモデルには、赤のルビーが取り付けられます。

そこから、ケース素材はプラチナであることが分かるんですね。

価格は332万6400円です。 

どうですかねぇ、全部がグリーンであるというのは日本人の我々からすれば結構攻めてる印象ですが、やっぱりカルティエなので実機を見てみたら物凄い美しいんだろうなぁ・・・ってのが安易に想像できてしまいますよね。

 

デュモンからの最後の紹介は、サントス デュモン リワインドです。

2024年新作 サントスデュモン リワインド

赤い文字盤の時計なのですが、腕時計業界ではありそうで、なかなかなかった赤の文字盤です。

文字盤の素材には、カーネリアンという天然石が使用されています。

先ほども解説した通り、赤いリューズですのでケース素材はプラチナです。

ここまで新しいデュモンを3つ紹介してきましたが、今回のカーネリアンモデルはそれまでとは大きく違います。

と言いますのも、まず針をご覧ください。

これまでのは通常のソード針が付いていましたが、今回のはブレゲ針です。

インデックスは、ローマンインデックスが採用され、赤い文字盤から浮かび上がるシルバーのローマンインデックスは非常に美しいですね。

ただしですね、よくよく見てみたらいつもとは違うインデックスなんですね。

と言いますのも、こちらインデックスの配置が逆さまになっています。

12時からスタートして、11、10、9の様に逆に数字が進んでいく腕時計になっています。

文字盤が逆さまになっているので、ムーブメントも反時計回りに動作していく様です。

搭載ムーブメントは逆回転の手巻き230MCが搭載されているらしいです。

ではこれはどのように読むのかと言いますと、 現在の時刻は短針が11と10時の間いにあることから10時、長針はインデックス上では1と2の間(実際には5と10の間)にあって2の少し手前だから8分となり10時8分と読むのだそうです。

 

とまぁ解説してる私からしても、めっちゃ読みにくいなぁと思ったのですが、現代では腕時計は時間をチェックする機能よりもファッションの要素の方が強いので、別に視認性なんてのは気にしないでいいのかもしれませんね。

とは言っても、ここまで逆さまになってるとやっぱり違和感を感じてしまいそうですね。

 元々このモデルは、男性用腕時計として初めての時計と世界的に認知されています。

と言いますのも、それまでの腕時計は腕時計と言いつつも、ラウンド型の懐中時計にワイヤーを取り付けて腕につけれるようにしているだけだったんですね。

その後、アルベルト・サントスデュモンという飛行士から当時のカルティエ社の社長であった3代目ルイ・カルティエに対して、操縦桿を握ったままでも時間を確認できる時計を作って欲しいと言われて誕生したのが、世界で初めてラグがついたサントスデュモンだったんですね。

初めてラグがついた時計というところが、世界で初めての男性用腕時計がサントスデュモンであると言われる所以なのです。

そんなアルベルト・サントス・デュモンとルイカルティエの生きていた時代にタイムスリップした様に、腕時計を楽しんでいこうではないか。

というのが、この時計に込められた想いらしいです。 

こちらも世界限定200本で価格は583万4400円で6月に発売です。

 

サントスの歴史については、こちらの動画で詳しく解説しておりますの気になる方はこちらの動画もご覧ください↓

 

プリヴェ・コレクション

カルティエの中の上位機種とか、上位モデルとして理解して頂いて問題ないと思います。

1998年〜2008年まではCPCPと言われており、これがコレクション・プリヴェ・カルティエ・パリだったのですが、2009年からはプリヴェ・コレクションとして新しくなりました。

CPCPとプリヴェコレクションの違いについては、こちらの動画で詳しく解説しておりますので気になる方は、こちらの動画もご覧ください↓

プリヴェ・コレクションで作られる時計は、昔のモデルを復刻させるのと同時に、それをそのまま復刻させるだけでなく現代的に再アレンジした時計が作られます。

去年はタンクノルマルが誕生しましたが、そんな感じで昔のモデルが毎年限定で誕生するコレクションです。

そして、今回は『トーチュ』が5つのモデルで復刻されました。

CPCPの中でも、トーチュは復刻されているのですがそれが大体2000年代中頃だったので、今回は約20年ぶりの復活ということになりますね。

まず初めにご紹介するのが18Kイエローゴールドのモデルです。

2024年新作 プリヴェ・コレクション トーチュ18Kモデル

トーチュとはフランス語で亀の甲羅を意味しており、実際にそのケースをご覧いただくと亀の甲羅の様に見えると思います。

初めての誕生は1912年なのですが、カルティエのコレクションの中で3番目のモデルです。

ちなみに1つ目がサントス・デュモン、2つ目がトノー、そして3つ目のトーチュですね。

時計の形状から、なかなか実際に自分の腕に乗った時のことを想像できないと思われますが、私は他のトーチュを触ったことがあるのですが結構ありのスタイルだと思いますね。

ジュエラーのカルティエがデザインしている時計なので、全て手に乗せれば美しく輝くようにデザインされています。

先ほどサントスデュモンのところでお話しした、430MCの手巻きのムーブメントが搭載されています。

ケース径が33mmですので、これは細腕さんにはジャストフィットするサイズかと思われますね。

この辺の展開もカルティエは上手いですよね。

33mmの時計を新品で発売するブランドは、おそらく他にはないと思われますが、このサイズを出してくれるところがカルティエが小型の時計を捨ててない意思の現れであり好印象ですね、

世界限定200本であり、価格は469万9200円で発売は9月です。

 

次に紹介するのが、プラチナモデルのトーチュです。

2024年 プリヴェコレクションで展開されたトーチュとトーチュのダイヤモデル

リューズに赤いルビーが採用されていますよね。

先ほどのトーチュが王道のモデルで、今度のは現代的にアレンジしたモデルと言えるでしょう。

今回のはインデックスはシルバーになり、ケースに合わせてロジウムコーティングが施されています。

これまでのトーチュは、ケースがシルバーであってもインデックスはブラックでしたが、今回のは統一させてきておりトーチュといえどもかなり印象が違いますね。

どうでしょうかねぇ、王道のトーチュもいいですがこっちの新しいトーチュも洗練されてて、美しいですよね。

高すぎて買えませんが、笑

こちらも世界限定200本で価格は541万2000円、9月の発売になります。

 

プラチナモデルには、ベゼルにダイヤモンドがあしらわれたモデルもあって、ダイヤモンドモデルですがおそらくメンズですね。

こちらは世界限定で50本で価格は897万6000円で9月の発売です。

 

そして、トーチュのクロノグラフも誕生します。

 

2024年 プリヴェコレクションで展開されたモノプソワール クロノグラフ 18Kイエローゴールドモデル

トーチュのクロノグラフは名前が『モノプソワール』に変更となります。

こちらも18Kイエローゴールドとプラチナモデルが準備されています。

 

モノプソワールもこれまでに復刻されてきたのですが、CPCP時代ではジャガールクルトベースのキャリバーが採用されていました。

歴史を見ても、元々ジャガールクルトとは密接な関係でしたし、ジャガールクルトの技術力はクロノグラフの分野でも突出していましたからね。

しかし、今回の復刻モデルからは自社製手巻きCal.1928MCが採用されており、カルティエのマニュファクチュールの実力もかなり成長してきていることが伺えます。

このモデルは、裏蓋がスケルトンになっているのでムーブメントを見てみましょう。

カルティエ社製Cal. 1928MC

こちらがモノプソワールに搭載されているCal.1928MCですが、これらの機械のパーツの並びを見れるのはとても嬉しいことですね。

全てのパーツは丁寧に面取りしてありますし、コート・ト・ジュネーブの装飾も入ってるので、相当手が込んで作られているのがわかります。

特筆すべき点はコラムホイールが採用されているところでしょう。

ちょっとマニアックな話になるのですが、クロノグラフを動作させるのには2つの方式があり、1つがコラムホイール式でもう1つがカム式です。

コラムホイールとは、ここの6本の柱が立ってるパーツのことであり、1960年代のクロノグラフまではこのコラムホイールで動作させていました。

しかし、このコラムホイールは人の手で切削しないといけないために、人件費が高騰してきた1970年代からはプレスで作れるカム式が主流になっていきました。

どちらも正常にクロノグラフは動作するのですが、コラムホイール式の方が人の手が多く加わることとボタンを押した時の感触が良いので、高級機に搭載されていました。

また、何より今回のようにスケルトンにすることで、このコラムホイールのパーツを観れるというのは、強みを最大限に発揮できていると思いますね。

2024年 プリヴェコレクションで展開されたモノプソワール クロノグラフ プラチナモデル

 

18Kゴールドのモデルは世界限定200本で778万8000円

プラチナモデルは世界限定200本897万6000円

どちらも10月発売です。

 

トーチュのことについての詳細は、こちらの動画で詳しく解説してますので気になる方はこちらの動画もご覧ください↓

 

といった感じで、本日はウォッチズワンダーで発表されたカルティエの腕時計について、お話ししました。

新作のラインナップであれば、お金を払えば購入できますが200本限定モデルなど気になる方は、ブティックに問い合わせて見てください。

というか世界で200本限定なので、おそらくもう既に売り切れになってると思われますが、我々がこれを手にすることが出来るルートを真剣に考えた結果、2年後くらいに中古市場に出てくるものを購入するというのが1番現実的かなぁと思いましたね。

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