【オリジナルケース/ボックス/保証書付】ヴァシュロン・コンスタンタンWG リール 1997年製 Ref.92060/000G-4でございます😊
白文字盤にシルバーのケース、バーインデックスとリーフハンド。
このように、ドレスウォッチの王道を行くスタイルですが、細部まで見ていくととても奥深いモデルです。
ではここからは、このモデルの魅力を解説して参ります。
まず1つ目は素材であり、ケース素材はホワイトゴールドで作られています。
ホワイトゴールドの魅力は、ステンレスとは違った深みのある金属の輝きであり、高級感や上質な質感を感じれることがステンレスとの大きな違いになります。
実際にステンレスよりも、重量は重く1.5倍の重さがあります。
また、ヴァシュロンはほとんどが貴金属を使って時計が作られているんですが、実際にはイエローゴールドの割合が高くホワイトゴールドになるとかなり希少です。
私の感覚的には、イエローが10あるのに対してホワイトは1かなぁ。
といった感じですね。
貴金属の話のついでにお話しすると、今回の個体もシグママークが採用されています。
6時位置の製造国を表すSWISSの両端に『σ/σ』シグマのマークがあります。
この表記は、1973年頃から2000年頃までの時計に見られるもので、APRIOR(アプリオー)という団体に所属していたメーカーが使用していました。
1973年にスイス時計協会が作った品質基準なのですが、「時計のパーツ(インデックスや文字盤)にゴールドなどの貴金属が使われた際に、このマークを付けることで、スイス製の高級で高品質な時計であることを示す」ということでした。
この仕様は、ロレックス、パテック フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、IWC、オメガ、ジャガールクルトなどの6社の時計で見られますが、この時期に作られた時計全てに採用されているわけではありません。
そのため、シグマダイアルは希少性が高く評価されています。
では2つ目ですね。
インデックスの形状をご覧頂きたいのですが、立体的に浮かび上がるアプライドインデックスが採用されています。
以前弊社で扱ったのも、アプライドインデックスのパトリモニーだったのですが、意図的にアプライドインデックスを選んで仕入れています。
と言いますのも、ヴァシュロンの時計は全て超高級ラインなのですが、その中でもランクがあります。
一般的なラインは、インデックスはプリントで描かれているもので、その上にアプライドインデックスモデルがあります。
そして、アプライドになるとかなり数が少なくなるので、ホワイトであることがまず凄いのですが、さらにアプライドなのでより希少性が高いんですね。
また、12、3、6、9時位置だけローマンインデックスというのも、おしゃれでセンスが光ると感じますね。
アプライドなので、太陽光に当たった時にインデックスだけがさりげなく光り、センスを感じさせる逸品です。
では3つ目ですね。
これはムーブメントなのですが、Cal.1014が採用されています。
ベースムーブメントはジャガールクルトのCal.818であり、このムーブメントはジャガーでは基本的には採用されず、世界3大時計ブランドのためのムーブメントだと言われています。
ヴァシュロン社に納品された後、ヴァシュロン社でチューニングを行いcal.1001になるのですが、Cal.1001の設計自体も50年代に作られたものなので古さがありました。
ですので、それをまた精度と耐久性を高く設計し直して作られたのが今回搭載されているcal.1014なんですね。
要するに、cal.1001の進化系になります。
ベースムーブメントが素晴らしい耐久性と精度を発揮するジャガーのが搭載されていますので、外観の美しさはもちろんのこと、ムーブメントも一級品のモデルでございます。
大切に扱われていた事が分かる、この個体に対しての【オリジナルのケース/ボックス/保証書】が付属します。
しっかり保証書がついておりますので、高級時計を買いたいけれど心配な思いがある方にこそ選んで頂きたい一本ですね。
サイズ
ケース径 33mm(リューズを含まず)
コンディション
細かな擦り傷がありますが、年代を考慮してもとても良いコンディションです。
付属品
【オリジナルケース/ボックス/保証書】
・弊社保証書(1年の動作保証)
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