ベル&ロス(Bell & Ross) バイ シン ダイバー 300 Ref. 203ってどんな時計なの?
Bell & Rossは1992年に創業された、まだ新しい会社ではありますが、時計の特徴としては視認性や耐磁性、防水性といった機能面が強化されたモデルが多いのが特徴です。
そんなBell & Ross社ですが、創業当時から10年間に渡ってSINN社とハイスペックなプロユース向けの時計を作ってきた歴史があります。
少しだけ、Bell & Ross社とSINN社について解説します。
Bell & Ross社の共同創設者である、ブルーノ・ベラミッシュ氏とカルロス・ロシロ氏が新しい時計ブランドを開発するというビジョンをジン社に共有したとき、老舗のジン社は彼らのビジョンを高く評価し、初期のデザインの製造を支援することに同意しました。
支援することに同意したものの、ブランド名は別で時計製造が続けられていましたがこのRef. 203は、Sinnと共同ブランド化されたBell & Ross社の数少ない初期モデルなのです。
Bell & Ross社の象徴的な四角いケーススタイルの時計は、まだこの段階では誕生していませんが当初はこういったラウンド型モデルも作られていました。
この2社ブランドのロゴが入った時計は、Bell & Ross社の初期の珍しい例として評価されています。
またこのモデルの評価を上げているのが、チタン製ケースであり作られた本数も 300本限定版です。
時針、分針のトリチウム マーカーは、視認性を向上させるライムグリーンで黒文字盤との対比がより鮮明にさせます。
搭載ムーブメントはValjoux Cal.7750の自動巻きムーブメントであり、こちらは日付機能付きクロノグラフで、スピードマスターなど色々な会社のクロノグラフで採用されました。
このような歴史背景から時計愛好家にとって、この時計は非常に価値のあるものとなっています。