ヴィンテージウォッチを購入するときにはここを見よう
現行のロレックスなどは、偽物がありますしそれもかなり精巧に作られているので、見分けが素人ではほとんど無理だろうなぁ。
と言うのは、ある程度ご理解されてると思います。
それはロレックスは、高値で売れるので偽物を作る人もやりがいがあるからですね。
では、ヴィンテージウォッチは偽物を作ったとして高値で売れないから、やりがいが無い為に偽物がないかというとそうではありません。
ヴィンテージウォッチも年々値段が高騰していますし、偽物を作っても充分に採算が取れるのです。
ヴィンテージウォッチだから、そこまで気合を入れて真贋をチェックする必要がないと考えずに、しっかり見るべきポイントは確認するようにしましょう。
トリプルサインをチェックする
この記事で解説することは1つです。
1つの記事で多くのことを解説すると、それを理解できない可能性がありますからね。
まずヴィンテージウォッチには、必ずトリプルサインがあるのでそこをチェッkするようにしましょう。
トリプルサインとは、3つのサインということでありその刻印があるのが
・ダイヤル(文字盤)
・機械(ムーブメント)
・ケース(裏蓋)
の3箇所になります。
では、それぞれをヴィンテージウォッチの代表格である『オメガのファットアロー』を使って解説して参ります。
まずダイヤルですが、当たり前ですがそのブランドを表すサインが入っています。
下記の時計で言えば、オメガのロゴとOMEGAのサインが入っていますよね。
次に見て頂くポイントは、裏蓋になります。
これはブランドによって変わるのですが、裏蓋の表面に記載されているものと裏蓋の内側に記載されているものがあります。
今回のは、裏蓋の内側にサインが入っていますよね。
次がムーブメントになります。
ムーブメントにも、そのブランドを表すサインとキャリバーナンバーが刻印されています。
(キャリバーナンバーは必ずしも入ってるわけではありません)
当たり前のことのように感じられますが、言われてみないと見逃してしまうものだと思います。
トリプルサインが存在しない時計
このトリプルサインが、全てのブランドに入ってるかとそうではありません。
ブランド名を大きく打ち出すブランドは、しっかり刻印されており例えば
・オメガ
・ロレックス
・ロンジン
・ジャガールクルト
・ホイヤー
・パテックフィリップ
などにはトリプルサインは、必ずと言って良いほど入っています。
しかし、エボーシュメーカーやそこまでブランド名を打ち出していなかったブランドには、それらは入らないことが多いです。
例えば
・レマニア
・エクセルシオパーク
・ティソ
などは、ダイヤルや裏蓋にサインがあったとしても、ムーブメントにサインがない場合も多いので、そのことは理解しておきましょう。
また、バルジューやヴィーナスなどのエボーシュブランドから供給を受けているムーブメントには、ブランド名の刻印が入ってないものが多々あります。
例えば、ブライトリングはヴィーナス社のムーブメントを積極的に採用していましたが、ムーブメントにBreitlingと記載されているものもあれば、入ってないものも存在しますのでその時計には、どのムーブメントが採用されていたかで判断することが重要になります。