オーバーホール中 ハミルトン W10 【6bb】イギリス空軍支給品 ヴィンテージミリタリーウォッチ
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オーバーホール中 ハミルトン W10 【6bb】イギリス空軍支給品 ヴィンテージミリタリーウォッチ

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ハミルトン W10 【6bb】イギリス空軍支給品 ヴィンテージミリタリーウォッチでございます😊

今回のモデルは陸軍に納品されたものではなく、空軍に納品されたものです。

一般的にはW10の刻印が入るところが、空軍のコードである6bbのコードになっています。

1974年に空軍に納品された本数は3000本程度と言われており、W10と比較してかなり少ないのが特徴です。

文字盤にも違いがあり、HAMILTONのロゴの下にGENEVEのロゴが入ります。

1970年代になると、当時の英国経済の不振もあって、英国軍は財政的なコストカットを求められるようになりました。

その前のW10を担当していたスミス社のような伝統的な腕時計の作りでは、採算が合わなくなったことで、新しいサプライヤーであるハミルトンがスミスの後継となるW10の生産を引き継ぐこととなります。

ハミルトンのW10は1973年から1976年まで製造され、その後CWCが引き継ぐこととなります。

コストカットして作られているものの、品質は現在の時計に匹敵するほどであり、ハック機能まで搭載していることが素晴らしいと言えるでしょう。

またスミスとの大きな違いは、コストカットによって生み出されたモノコック型の形状であり、裏蓋のないワンピースでケースが作られています。

よって防水性を高め、風防を外さないとムーブメントを取り出せないようになっています。

ここからトノー型の時計がミリタリーウォッチでも始まるのですが、このスペックでこのデザインですので、W10の製造数は多いとはいえ年々相場は少しづつ上昇しています。

もちろん、W10と比較してもっと少ない空軍の6bbは高いです。

ムーブメントは手巻きで、ハミルトン社製Cal.649ムーブメントを搭載しています。

このムーブメントはETACal.2750をチューニングしたもので、元々は搭載されてないハック機能を新たに加えて、ミリタリー仕様に変更されています。

イギリス国防省がお金がない中で要求したスペックに対応できたのが、ハミルトンだけであり、知恵と必要最低限のスペックを満たした素晴らしいモデルです。

現行型ハミルトンのカーキフィールドも非常にかっこいいですが、実際に軍人が着用し使用していたミリタリーウォッチとは、民生品とは比較にならない歴史を持っています。

 

 

ケース径 36mm

手巻き

 

詳細画像は後日アップします。

 

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