ハミルトン W10 ヴィンテージミリタリーウォッチでございます😊
1970年代になると、当時の英国経済の不振もあって、英国軍は財政的なコストカットを求められるようになりました。
その前のW10を担当していたスミス社のような伝統的な腕時計の作りでは、採算が合わなくなったことで、新しいスプライヤーであるハミルトンがスミスの後継となるW10の生産を引き継ぐこととなります。
ハミルトンのW10は1973年から1976年まで製造され、その後CWCが引き継ぐこととなります。
コストカットして作られているものの、品質は現在の時計に匹敵するほどであり、ハック機能まで搭載していることが素晴らしいと言えるでしょう。
またスミスとの大きな違いは、コストカットによって生み出されたモノコック型の形状であり、裏蓋のないワンピースでケースが作られています。
よって防水性を高め、風防を外さないとムーブメントを取り出せないようになっています。
ここからトノー型の時計がミリタリーウォッチでも始まるのですが、このスペックでこのデザインですので、製造数は多いとはいえ年々相場は少しづつ上昇しています。
ムーブメントは手巻きで、ハミルトン社製Cal.649ムーブメントを搭載しています。
このムーブメントはETACal.2750をチューニングしたもので、元々は搭載されてないハック機能を新たに加えて、ミリタリー仕様に変更されているのです。
50年前の腕時計ですので、コンディションがいい個体があまりなのですが、いいコンディションのものを選んできました。
3〜4時位置の文字盤の縁が塗装の剥がれがありますが、正面で見た時にはほとんど目立ちません。
まぁ、これもミリタリーウォッチの風合いといえるでyそう。
夜光の状態と文字盤の状態はかなり良好ですね。
ケース径 36mm
手巻き
詳細画像は後日アップします。