BREITLINGは、エンジニアのレオン・ブライトリングによって1884年に設立され, スイスの時計メーカーのためにクロノグラフなどの計測機器を製造する工場を経営していました。
20世紀初頭、レオンが亡くなると、息子のガストンが工場を引き継ぎ、 時計のムーブメントまでもをクロノグラフユニットとして、収納できる時計ケースの製造を開始しました。
これがクロノグラフの礎を築いたと言われており、後に回転計算尺付きの「クロノマット」や、 航空計算尺を備えたパイロットウォッチ「ナビタイマー」を開発するなど、数々の名作を世に送り出しています。
トップタイムは、3代目の経営者であるウィリー・ブライトリングによって1964年に製造が開始されました。
主に若者をターゲットに販売されており、フラッグシップモデルである「ナビタイマー」や「クロノマット」 よりも低価格で、エントリーモデルとしての位置付けでした。
1965年のボンド映画で、007のショーン・コネリーがトップタイムのRef.2002を着用していたことが有名です。
トップタイムは約10年間で17のモデルが製造されましたが、1970年代後半に惜しくも廃盤となりました。
なお、2020年に復刻版が発表されたことが話題になっています。
大型の 38mm ステンレススチール製ケースと、美しいシルバーサンバースト仕上げの リバース・パンダ・ダイアルを備えたこのモデルは、特にヴィンテージウォッチを初めて手にする人に とっては非常に親しみやすいものでしょう。
なお、Ref.814及びRef.815の文字盤にはトップタイムのロゴ表記がありません。
ムーブメントは、バルジュー社の名機「cal.7736」です。
石数は17、振動数は18000のカムスイッチ式で、 1969年から1978年にかけて製造されました。
60秒積算計、30分積算計及び12時間積算計を備えており、 スモールセコンドと合わせて三つ目クロノグラフと相成っています。
シンプルでありながら、耐久性に優れてる事が評価されているムーブメントです。
時計なのですが、60〜70年代のクロノグラフらしくずっしりと重たく腕につけた時に、重厚感があります。
物凄くかっこいいですね!
ブライトリングを手軽に楽しむことができるこのモデルは、ブライトリングの伝統を受け継ぎつつも、本格的ヴィンテージクロノグラフを楽しみたい方にとっては、最適な1本となるでしょう。
ムーブメントの写真は自分で撮影したかったのですが、どうやっても裏蓋を開けることができなかったので、職人に撮影して頂いたものをそのまま撮影して載せいてます。
2022年 10/6日O/H済み
時計・クロノグラフファンクション共に良好に動作しております。
サイズ
ケース径 38mm
状態
ゴールドのスレがあるところがありますが基本的良好な状態です。
(YouTubeの動画が分かりやすいと思います)