ゼニス ヴィンテージメンズ手巻き腕時計をレディース仕様に
ゼニス(ZENITH)手巻き腕時計との出会い
ゼニスの腕時計は男性には知名度がありますが、女性ではあまり知られてないのでは。
私も名前くらい聞いたことがありましたがあまり興味がある時計ではありませんでした。
確かに、ZENITHのレディースはモデル数が少ないんです。
レディースでも男性が好むクロノグラフだったり、
多機能3色のカラーが色違いである感じで、とにかく男性用のイメージが強すぎるのです。
ところが、2016年の9月にレデース「ELITE(エリート)」モデルが発表され、
それを実際目にした私は、そのシンプルでありながら36mmという、
大きいケースのフォルムを持つこの腕時計に一瞬でときめきを感じてしまいました。
・ZENITH エリート レディー ムーンフェイス ケース36mm 毎時28.800の振動の自動巻き
ただ難点といえばベゼルのダイアです。
わたしにはこの宝飾はマイナスイメージ。
最近街では大きいケースの腕時計を身に着けている女性をよく見かけます。
高級ブランドのエルメス(アップルウォッチ)やシャネルのJ12などの腕時計は、
ケースが大きいレディースモデルが販売されていますね。
そうなんですよね。
そんな大きいケースのシンプルな腕時計はさりげないこだわりと個性を感じて、
お洒落感がましてすごくかっこいいんです。
正直、普段使いに関しては高級宝飾腕時計よりも目を引く魅力があるんです。
ですから、このゼニス・エリート・レディーのような大きなケースでダイヤの装飾がない、
もっとシンプルで、普段使いできるカジュアルスタイルとビジネススタイルを
兼ね備えた腕時計が欲しいなと思っていたんです。
そんな折に、出会ったのが「ヴィンテージのゼニス手巻き腕時計」だったのです。
・ヴィンテージ・ゼニス メンズ ケース幅36mm 機械式(手巻き)
シンプルで落ち着いたフェイスにピンクゴールドのベゼルが相性抜群です。
秒針が青色で差し色となってすごくお洒落感が漂う手巻き腕時計。
そして、なんとこのメンズ手巻き腕時計ですがケース幅が「36mm」なんです。
そもそも、新作のゼニス・エリート・レディーが大きいのもあるのですが、
私が欲しいと思っていた理想的な腕時計そのもの。
まさか、ヴィンテージで見つけることができるとは思ってもみませんでした。
意外なことにヴィンテージ・ゼニスのメンズはクロノグラフばかりではなく、
普通の機械式時計も数多くありましたが、もちろん私は上記画像の商品が
一目で気に入りましたので購入を決意しました。
ということで商品が届くまでの間、ゼニスの手巻き腕時計について少し調べてみたので、
ここで少しご紹介していきたいと思います。
ゼニス(ZENITH)マニュファクチュール
ゼニスのトレンドマークともいえる「星」のマークですが、これはブランド名でもある「ゼニス」が天頂を意味することから、
天頂に輝く「星」をイメージし、
このブランドが輝くようにと願いを込めてつけられたといわれています。
そんな、願いを込められた時計ブランド「ゼニス」の創業は1865年、
ジョルジュ・ファーブル=ジャコが時計会社を設立してから現在に至る、
150年以上の歴史を持つ老舗時計ブランドとなっています。
小学校高学年ぐらいの社会で教わった「マニュファクチュア」を時計業界歴史上で
初めて実現した人物が、ジョルジュ・ファーブル=ジャコといわれています。
ちなみに、マニュファクチャは1つの場所に労働者を集めて数次にわたる製造工程を1人が行うのではなく、
それぞれの工程を人員を集めて行い作業効率を上げて生産する製造業方式のことですね。
一言でいうと「自社一貫生産」です。
これにより、ブランド独自の個性が発揮できるわけです。
ゼニスは現代においてもムーブメントの設計から製造を自社で製造している数少ない腕時計ブランドです。
ゼニスモデルのエリートとは、ムーブメントの名前なんです。
ムーブメントにモデル名をつけれるのはやはり、自社生産ならではです。
現在も世界で最も精度の高い量産型ムーブメントを製造しています。
ゼニス(ZENITH)ヴィンテージ手巻き腕時計
手に入れたヴィンテージ ゼニスの手巻き腕時計です。
ケースの大きさは文句なし、文字盤の数字も偶数だけ数字で(6がないのはなんででしょうか。)
その数字の字体も可愛いです。
驚くべきことは、ムーブメントの薄さと軽さです。
現代のゼニスのムーブメントが3.97mmの極薄なんですが、このヴィンテージもそんなに変わらそうです。
そして全体的にピンクっぽいゴールドにみえます。
ピンクと黒ベルトは相性がいいカラーなので大満足と言いたいところですが、
一番奥の留め穴でベルトを固定しているのですが、肘を机に立てるとスルスルと落ちて来てしまいます。
腕時計のベルトは鉛筆1本入るぐらいがベストなのでこれでは緩すぎます。
ベルトに穴を開けても、もうすぐそこにベルトの端が見えていますので、これでは
借り物の時計に見えてしまいます。
しかし、それは想定内でしたのでベルトチェンジをすることにしました。
夏場は革製品のベルトは汗を吸い込みますので、劣化が早く進みますので、
ラバーベルトがいいかもしれませんね。
ゼニス・純正ラバーベルト
マニュファクチュールのゼニスですが、あくまでもそれは時計に関してです。
革ベルトはやはりピアジェ同様外注です。
そこで、ふと思ったことが。
確かゼニスってLVMHグループに入っていたはず。
(ウブロ、ゼニス、ルイ・ヴィトンが属する時計4大メーカーのグループ)
もしかして、ヴィトンのラバーベルトや革ベルトが合うかも。
同じ傘下にいるグループ同士なので、ヴィトンのベルトをつけるのもアリではないでしょうか。
ゼニスはヴィトンにずいぶんムーブメントのノウハウを教えているわけですし。
ヴィトンにもっていって交換してくださいは言えないですが、時計屋さんだったら、
対応してくれます。
ゼニスでは、国内に2店舗だけゼニスの腕時計ベルトのオーダーができるところがあります。
しかし、オーダー品は4か月待ちとなっています。
カラーバリエーション、質感が豊富でオーダーできる革はアリゲーターのみとのことです。
ゼニスの各店舗では純正品の革ベルトはアリゲーターで40000円前後、ラバーベルト27000円
で購入ることができます。
ゼニスも、外注に出すわけですから、個人で高級革ベルト店にオーダーするのもいいかもしれませんね。
ジャン・ルソーなどは、アップルウォッチの革ベルトやゼニスのオーダーベルトを制作してくれ、
高級腕時計ブランドのパートナーとしても有名で全国にお店があります。
また、フランスで1945年に創業された高級時計ベルトメーカーカミーユ・フォルネなどは、
1992年には 株式会社 カミーユ・フォルネ ジャポン設立され、個人でオーダーしてもハンドメイ
ドで腕時計ベルトを制作してくれます。
このお店はオートクチュール・オーダーで1点ものを制作してくれます。
もちろん有名高級腕時計とパートナーとして革ベルトを制作しています。
最近では革素材の種類も豊富です。
サテン生地で覆われた腕時計ベルトまであります。
また、このお店のアトリエでは革ベルトの修理までしてくれますので、メンテナンスも充実しています。
腕時計ベルトはいくつかそろえて、ローテーションで使えば寿命も延びます。
ベルトを替えるだけで、時計の表情はガラリと変わります。
この、ヴィンテージ時計も幾度となく表情を変えてきたんだと思います。
ですから、わたしもこの腕時計の表情を今後楽しんでいきたいと思っています。
普段使いでカジュアルスタイルとビジネススタイルこの二つを楽しむにはやはり、
腕時計も交換しないといけませんね。
今回は、夏ということもあり純正で購入できる黒のラバーベルトをチョイスしました。
次回、衣替えしたこのヴィンテージゼニスを紹介していきたいと思います。
楽しみにしていてくださいね。
※ベルト選びに悩まれたり、わからないことがありましたら気軽にお問い合わせください。
オーダーベルトは弊社でも承っています。